ジムジャームッシュ監督の「ストレンジャーザンパラダイス」という映画があります。
主人公の何気ない日常を切り取った、何気ない映画。
特に事件が起きるでもなく、淡々と進んでいきます。その結末は…。
cleavelandがきっかけで観てから、僕の好きな映画の一つになりました。
cleavelandのデザイナーが評するに、「何も起きない映画」。
しかしながら、タイトルの一部の「stranger」の文言が表す通り、不思議で奇妙な魅力に溢れています。
そんな映画のワンシーンや設定を掘り下げ、登場人物の劇中の服や設定を着想源とした架空の普段着を具現化している、異端なブランド「cleaveland」。
ブランドと当店とのイベントは定期的に実施し、有難い事に毎回スペシャルなプロダクトを別注させていただいています。
今回はブランドの今春夏にリリースされた「Aunt’s blouse originals」をベースとし、
僕がチョイスしたウールカルゼ生地に載せ替えて頂きました。
厚すぎず薄すぎないカルゼ生地によって、元々はブラウスですが秋冬の軽く羽織れるジャケットとして生まれ変わりました。
先日、実は当店のコンセプトを刷新いたしました。端的に言うと「少しの違和感と出会う」お店という事です。
今回のイベントタイトルである「stranger」とは、まさに「普通より少し奇妙」であるこの映画と当店が今後目指していく方向性を表す言葉でもあります。
ただ奇を衒うのではなく、少しばかり普通ではないcleavelandの服に、少しの奇妙、違和感を感じて頂きたいです。
stranger by cleaveland
8/20~21 13:00~19:30
@syoul 西荻窪
*8/19は設営の為、18時閉店となります。