satou
今季22SSからローンチとなった気鋭のブランド。
当店ではよくある?パターンで、今季は全国でも限られた、3店舗
国内ブランドで経験を積んだデザイナーが、
詳しくはお伺いしてはいませんが、
それだけで自分の店舗と重なってしまい、
もちろん、
しかし、
展示会の率直な感想として、
「しっかりと芯があり、本当の意味で自分達の作りたいものを作っているブランド」だと思いましたし、
素敵というのは、プロダクトそのものから滲む無骨な力強さや、
どちらかというとデザイナーの服作りに対する姿勢や舵取り、
satouのブランドコンセプトは「直感」です。
デザイナー本人の幼い頃の記憶や祖父母からの血筋(に刻まれてい
それらをデザイナーの「直感」によって、
そこに、日本国内でも失われつつある職人による伝統技術、素材、
結果として独創的なプロダクトが生まれ、それらは手に取る人々の”
デザイナーの実家は大分県の農家で、
それらは、祖父が着ていた作業着であったり、
そこに現代的なファッションとしての服のデザインを共存させるの
「作りたいものを作っている」、と表現したのは、
「畑がモチーフだから、農家の作業着がモチーフだから、
そういったことが、デザイナーの意図通り、着用者の記憶を刺激することは大いにあるでしょう。
しかしながら、その動機の要素の一つにすることはあるにせよ、それらがファッションアイテムの服として最大の購買理由になることは多くはないと思うからです。
今は制作の過程やそれにまつわる物語を製作者は自由にコピペが出来、捏造とまではいかないものの、
まるで売り文句にする為かのごとく、意味の感じられない素材のアピールや生産工程を導入する様なブランドも出てきました。
だからこそsatouのプロダクトから感じる「自分が作りたいものを作る」という思いが稀有なほど純粋だし、至極誠実だと僕は感じます。
そして、そこに今季の当店のセレクトテーマである「矛盾」を感じました。
露出の少ないデビューシーズンだからこそトレンドのキャッチーなモチーフに走って少しでも知名度を上げよう、などということはしない。
ここで、大切なのでもう一度しっかりと明言しておきますが、分かりやすいアプローチではないにしろ、
プロダクト自体は完成度が高く、シルエットも美しく、
プロダクトをご覧頂き、このブランドの美学を是非、
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